SYM について

SYM JAPANとは?

SYM JAPAN(エスワイエム・ジャパン)は、日本におけるサレジオ青年運動のことで、サレジオ家族に関係する18〜30歳の青年による、青年のための運動です。
学校や小教区など、さまざまなグループの枠を超えて青年同士がつながり、ドン・ボスコの精神を分かち合います。
具体的には、次の3つの目的を持っています。
1.教会や学校の枠を超えて、サレジオ家族のつながりを意識する
2.共に楽しみ、祈り、喜びを分かち合う
3.ドン・ボスコの精神をもって、それぞれの場で生きる
各グループの枠を超えたサレジオ家族全体の活動としては、春・サレジオ家族の事業所を徒歩で巡る「夜間巡礼」や、夏・国内外のキリスト教ゆかりの地を巡る「青年巡礼」、年度末・静かな時間をもって自分を見つめ直す「黙想会」などがあります。
スポーツ・ミサ・食事・祈りを共にする「SYMの集い」は定期的に開催して、運動を盛り上げています。

※現在は、コロナ禍につき、オンラインでの取り組みを進めています。

SYMの歴史

1970年代ごろイタリアで始まったとされるこの運動は、ドン・ボスコ帰天100周年を迎えた1988年に、バチカンより正式に認められ、Salesian Youth Movementとして設立しました。サレジオ会、サレジアン・シスターズを始めとするサレジオ家族の青少年司牧活動と共に広がり、今日ではサレジオ家族が活躍する140か国に広がる世界的な運動となっています。

2015年8月、ドン・ボスコ生誕200周年の記念に、SYMの世界大会「SYM Don Bosco 2015」がイタリア・トリノで開かれました。日本では、この大会への参加をメインとした青年イタリア巡礼を企画。21名の青年たちが派遣され、初めてSYMに参加しました。

ドン・ボスコの名のもとに集まった世界中の仲間と共に記念のときを喜び祝い、信仰を新たにした青年たちが、帰国後、日本にもSYMを広めようと立ち上がりました。そうして2015年11月、ドン・ボスコ生誕200周年の閉幕イベントで、日本のサレジオ家族の皆さんの前に SYM JAPAN の始動を宣言しました。

2020年に、SYM JAPANの発足から5年を迎えました。ひとりでも多くの青年が、仲間とつながり、いつも喜びと希望のうちに生きていくことができるよう願いながら、今日も歩みを進めています。


2021.3.6 更新