【長崎巡礼:感想文紹介③】Yさん
『長崎巡礼を終えて』
今回私はサレジオ会系列の下井草教会所属の友人の紹介を受け、長崎巡礼への参加を決めました。
SYM主催の行事に参加するのは初めてでしたが、参加を決めた時から同年代のキリスト教に関わる青年たちと関われることへの喜びと嬉しさでいっぱいでした。
初めての長崎の地は海と山に囲まれた美しい土地であり、東京にはない自然の美しさに感動しました。
そしてここには確かにキリスト教の信仰が受け継がれていること感じました。
当時のキリスト教信者がキリストの絵を踏むことによって迫害を免れてきたことは有名ですが、踏んだ後帰ってきた足を洗った水を飲んで自分のした行いを悔いてきたというお話を聞き、自分の信仰を犠牲にし、自ら罪を背負ってまでも受け継がれてきたこの信仰は、現在の信者達に大きな感動と勇気を与えるものだと思います。
また、戦時中には原子力爆弾により放射能の雨が降り注いだにもかかわらず、失われることなく残されてきたマリア様の像は、今の私たちにどんなことがあっても信仰を未来へと繋ぐ使命を教えてくれていると感じました。
日本はキリスト教信者が少ない国ではありますが、絶えず受け継がれてきた信仰を、自らの足で辿り、肌で感じることができたことは、私にとって信仰を強めるだけでなく、信じるものの確かさを感じることができました。
そして何より、今回の巡礼では神父様方をはじめとして、多くの現地の皆様にお世話になりました。
1日に長い距離を歩くことは運動が得意ではない私にとって不安なことではありましたが、仲間やシスターと一緒にお話ししながら歩く道のりはとても楽しく、新たな発見もありました。また私たちのために用意してくださったご飯はどれもとても美味しかったです。
今回このような状況の中、巡礼の旅を全員で最後まで歩ききることができたのは自分の力だけではなく、多くのご協力とご支援があってのことです。
長い道のりを一緒に歩いてくれた仲間をはじめとして、長崎でお会いした皆様、そして何よりこのような機会を与え、最後まで見守ってくださった神様の恵に心より感謝いたします。
0コメント