#奄美感想文 No.3「愛の証しとなれるよう」
毎年夏に行われるSYM夏合宿では、合宿終了後、参加した青年に感想文を書いていただき、それらを文集にして、お世話になった方々へお送りしています。
今年2019年も、8月23日(金)~27日(月)の4泊5日で「SYM夏合宿2019 in 奄美大島」を開催し、感想文集をつくりました。合宿に参加した青年たちが受けた恵みをより多くの人と分かち合うべく、感想文のいくつかを、1つずつ分かち合っていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。
※WEB上での公開にあたって、本人の希望によりペンネームを使用する場合があります。
SYM奄美巡礼を終えて
J・A(28歳男性・神学生)
SYMの巡礼に参加するのは、今回が初めてでしたが、とても良い体験をさせていただきました。私は、乗り物に乗る際に窓際が好きなのですが、今回も東京から奄美大島に向かう飛行機の窓を覗いていると、奄美大島の青さの濃淡で綺麗に3色に分かれた海と珊瑚礁が見え、これから出会う奄美の皆様や共に巡礼をする人たちとの出会いに胸を膨らませながら、奄美に到着したことを今でも鮮明に覚えています。
教会を巡り歩き、それぞれの所でロザリオを1連唱えながら3日間巡礼を行いましたが、参加者の皆さんは勿論のこと、一緒に歩いてくださった神父様や朝早くから教会で私たちを待ってくださり、おもてなしをしてくださった信者の皆様と関わることができたたことをうれしく思っております。その中でも、信者さん方の自分の教会に対する思いや信仰について聞くことができ、改めて自分がどれほど神さまを中心に据えて生活できているのかを考える機会となりました。「神さまを愛している人には行いが伴っている」ということを目に見える形で教えられたように思えます。
大自然に囲まれて、元気で明るい参加者の皆さんと一緒に共に過ごした日々も私にとって大切な思い出となりました。2日目までは、参加者一人ひとりの表面的な部分しか分かち合えませんでしたが、3日目以降からは皆さんのこれまでの人生の歩みを分かち合うことができたことをうれしく思っています。自分も話す機会をいただけたことに感謝していますし、何よりもその後、皆さんが参加一人ひとりの歩みを喜んで聞いている雰囲気がとても好きでした。このような雰囲気ができたのも4泊5日という少し長い巡礼だったからのようにも思えますし、神さまからのお恵みだったようにも感じます。そんなふうに盛り上がっている中、私は一人後ろを歩いていたのですが、弟子たちがエマオへの旅で復活したイエスに気がついたときに、自分たちの心が燃えていたことに気がつくというあの場面を今、ここで私も体験しているのではないかと感じていました。
最後に、奄美大島の教会の皆様、スタッフ・参加者の皆様に再度、感謝を申し上げます。サレジオ会の会員となってまだ日が浅い私ですが、皆さんとのかかわりをとおして、神さまからの呼びかけに応えていく力を与えていただきました。いつも皆さんと祈りでつながっていると信じながら、これから出会う多くの人に神さまの愛の証しとなれるよう成長していくことができればと思っております。これからも皆さんが神さまからのお恵みに支えられてそれぞれの歩みを続けていくことができますよう祈っています。
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